都市計画道路 鴨川東岸線(第2工区)が令和2年3月27日より供用されました。
東山通南行から第二京阪や新十条トンネルまで、早く安全にいくことができるようになりました。
いままでは、日赤のそばの細っそい路地を下って師団街道へ出なければなりませんでした。師団街道側も幅員が小さく見通しも悪く、危ない道路でした。
えらい長いこと工事してんなぁと思っていましたが、昨今の引きこもり生活をしているうちにいつの間にか開通していたようです。
既存の橋と接続する高架道路を作ると言うことで、特殊な工事、工法だったようです。
鴨川東岸線「橋梁上に交差点を作る珍しい構造」 | 道路構造物ジャーナルNET
昭和62年に都市計画決定、平成21年に第3工区、そして令和2年に第2工区と、計画から32年も経っていますが、まだ第1工区が残っています。琵琶湖線や奈良線をくぐる片側1車線のあの区間です。
完成イメージ図……疎水どこいった…??
見違えるほどきれいになって、別のどこかの街みたいです。
全て完成すれば、河原町通と東山通から交通量の分散がはかれそうです。
京都には様々な時代、工法、材質の橋があり、おもしろいです。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/cmsfiles/contents/0000149/149842/hashishirube2.pdf
九条跨線橋は鋼鉄製上路式リブアーチ橋です。
川に橋脚がなく、川の流路を狭めたり舟の往来の邪魔になりません。
市電の通行に耐えるような頑丈な様式の橋になっています。
そんな橋に新造の鉄筋コンクリート製高架道路が接続したので、日本国内を見てもかなり珍しい土木建築になったんじゃないかと思います。
見た目のデザインもモダンできれいですしね。
同様の建築様式の橋に、富山の桜橋というものがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/桜橋_(富山市)
これも構造がきれいですね。
散歩がてら近所の橋も眺めてみてはいかがでしょうか。 楽しいですよ。