(要約:Excelの「SUMIF関数」の使い方の紹介です)(初心者向けです)
こんかいは、給与計算(例えば源泉所得税や社会保険の控除額を自動で計算するようなもの)自体ではなく、計算した物を集計する際に使える関数の紹介です。
例えば、このように、月毎に集計表を作ったとします。
連続して並んでいるようなデータであればデータの部分を選択して
「挿入」タブ→「テーブル」を使えば、特定のデータ(例:"給料手当"や"源泉所得税")だけを抜き出して表示させることもできます*1。
今回の場合、作った表では左右方向に複数の人のデータがあるので思ったようにいかないと思います。
こういうときに使えるのが、SUMIF関数です。
「左の列(B列)が○○(例:"給料手当"や"源泉所得税")であるとき数値を抜き出して、合計する」というような式です。
これは、B列の部分に空欄の行があっても影響はありません。
SUMIF関数
=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
=SUMIF(この範囲で , "○○"の行の , 数字をすべて足す)
=SUMIF(B列で,"給料手当"と書かれた列の,数字をC行から抜き出してすべて足す)
*検索条件で文字列を条件にする場合は、「"」で囲みます
これで選択した範囲(例えばAさんの1~6月までを選択)の給料手当の合計が出せました。
Bさんについて同じように出す場合は、合計範囲の選択をD列にすればよいです。
この場合、「範囲」を指定する際に"$"をつけて絶対参照にすると、セル選択の右下の■をドラッグしてコピーすれば、いちいち数式を入力しなくても他の方も分も出せます。
(参考)
挿入タブ「テーブル」機能で処理することもできます*2。
エクセルがデータとして処理しやすい表と人間が見たときのわかりやすい表というのは全く異なりますが、テーブルで扱える形にすれば数式などを入れる必要が無いので、こちらのほうが楽といえば楽です。
連続でデータを入力したもの全体を選択し、「挿入」タブ→「テーブル」”先頭行をテーブルの見出しとして使用する”にチェックを入れます。
タブの部分で氏名と内容(例:"給料手当")を選ぶとそれだけが表示されるので、ドラッグして選択すればオートSUM機能でウィンドウの右下に平均や合計が出ます。
全体を表示したとき一覧性に欠けていますが、集計結果がほしいというだけであればこれはこれで使えます*3