朝晩は冷え込むようになり、気付けば陽の沈む時間が早くなりました。
この時期は観光客・修学旅行生が一段と増え、ちょっとした日常の移動でも油断すると時間をとられイタイ目にあうというのが、私にとっての"京都の秋"です。
いまを選んで京都を訪れる方々にとって”京都の秋”といえば、錦繍に彩られた紅葉でしょうか?
各寺社で行われる特別拝観がお目当ての方もいらっしゃるかもしれません。
「京都非公開文化財特別公開」は、春・秋の年2回開催されている、文化財愛護の普及事業の1つだそうです。
2018年秋の公開では、京都市内18カ所、八幡市内2カ所の計18カ所で、古都に伝わる文化財が公開されています。
東山に位置する白沙村荘は10年ぶりの公開。
大正・昭和期に京都画壇で活躍した橋本関雪が、半生をかけて造りあげた邸宅です。
居宅、画室、茶室、持仏堂…建造物が散在し、その周囲には庭園が広がります。
今回初公開となった存古楼という画室の2階からは、庭園とその奥に広がる色とりどりの山々が望めました。
計算された美しい景色を楽しみました。