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京都市中京区の税理士法人

神幸祭

秋分の日に、堀川今出川下るの晴明神社のお祭りに行ってきました。
 地元では「晴明さん」と呼んで身近な存在ですが、マンガや映画「陰陽師」などで有名になった、平安時代天文学者安倍晴明」をお祀りした神社です。
 他府県の友人に聞いて、「他ではあまりしない事なのだ」と反対に驚いたのですが、京都では子供の名前を神社にお願いして姓名鑑定していただく事が多く、船岡山建勲神社西陣晴明神社かと言われる事でも有名な神社です。
 その晴明神社で、一年でもっとも重要な祭儀の午後から神幸祭があります。
御神輿が、午後1時に神社を出発して堀川通を中心に、西は智恵光院通、北は寺ノ内通、南は下長者町通の間の氏子町内を5時頃迄練り歩きます。

 御神輿が氏子地域を練り歩く事で、町内の安寧を祈る祭事なのですね。
 祭列は少年鼓笛隊を先頭に、お稚児さんが馬に乗ったりして続きます。
そのお稚児さんに親戚の子が2人も出るという事で楽しみにしていたのですが、秋雨前線の影響で馬に乗るのは前日に中止が決定となり、綺麗な衣装を着て平安朝にメイクしたお稚児さんとその父兄達は、当日曇り空の下タクシーに乗って回る事になりました。

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 これからの季節は収穫に感謝する意味もあって各地で秋祭りが行われます。

日本人はお祭り好きであると言われますが、お祭りが地域の活性化に果たす役割は大きく、各地で受け継がれていく事も大切な意味を持つようです。
御神輿や祭列で道が渋滞すると、イライラしていた私ですが今回身近に触れてみて、その意味を少し理解しました。